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亀形石造物

 

ユーモラスな形が印象的な謎の石造物

亀形石造物
ユーモラスな形が印象的な謎の石造物
 

斉明天皇の時代に造られたとされる、長さ2.3メートル、幅約2メートルのユーモラスな亀の姿の石造物です。
円形の甲羅には深さ約0.2メートルの水槽が彫り込まれており、丸い目を持つ頭が取水口となり、甲羅にたまった水が溝の刻まれた尻尾から流れ出るようになっています。その南側には、この亀の頭部に水を供給する船形の貯水槽が、そのさらに南側にはレンガ状に加工された砂岩切石を積み上げた湧水施設が設けられており、この湧水施設から船形の貯水槽へ、貯水槽から亀形石造物へ水が流れる構造になっています。
亀形石造物を含む丘陵一帯に広がる遺跡は現在「酒船石遺跡」と呼ばれ、『日本書紀』にみられる斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」ではないかと推定されています。この場所で何らかの祭祀が行われたものと考えられています。     

ご案内

入場時間

入場時間 9:00~17:00(最終入場16:45) 
12月~2月 9:00~16:00(最終入場15:45)
休業日 年末年始(12/29~1/3)

文化財保存協力金

区分 個人
大人(高校生以上) 300円
子供 100円

交通のご案内

近鉄「橿原神宮前」駅東口または「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バス乗車。「万葉文化館西口」下車すぐ。

お問い合わせ

一般社団法人飛鳥観光協会
TEL:0744-54-3240