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牽牛子塚古墳

 

貝吹山(210メートル)を最高点とする通称真弓丘と呼ばれる低い丘陵の一画にあり、檜前の皇陵、古墳群を望見できる景勝の地に位置する。

牽牛子塚古墳
またの名をあさがおづかともいう。
貝吹山(210メートル)を最高点とする通称真弓丘と呼ばれる低い丘陵の一画にあり、檜前の皇陵、古墳群を望見できる景勝の地に位置する。
国の史跡に指定されている。
平成21年の調査で対辺長約22メートル高さ4.5メートル以上の八角形墳であることが判明した。
内部は、巨大な一個の凝灰岩をくり抜いて左右二室に造った横口式石槨で、他に例をみないほど精巧に造られており、天井は緩やかなドーム状の曲面をなしている。
この古墳も古く盗掘を受けている。
大正3年の調査時に夾紵棺(きょうちょかん)の破片、七宝飾金具、ガラス製丸玉、人骨片などが検出された。
被葬者は、川嶋皇子とも浅香王ともいわれたが、斉明天皇と間人皇女という説が有力である。石槨の構造、夾紵棺、古墳の位置等から天皇家を含めてその一族に連なる被葬者が推定される。終末期の古墳である。
また隣接、南東側で刳り貫き式横口式石槨の越塚御門古墳が検出された。この越塚御門古墳の発見は、「日本書紀」天智6年の粂との関連が注目されている。