明日香村万葉歌碑マップ

紅の赤裳万葉歌碑(明日香村 高松塚古墳公園内) 「立ちて思ひ 居てもそ念ふ くれなゐの 赤裳裾引き 去にし姿を」 万葉集:巻11-2550/作者:未詳 揮毫:犬養孝 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
”紅の赤裳万葉歌碑(明日香村 高松塚古墳公園内)”を、360°のパノラマフォトでお楽しみいただけます。
明日香村万葉歌碑マップ
明日香村内には、飛鳥川沿いや周遊歩道沿い、史跡区域内など合わせて40基の万葉歌碑が建てられています。現在、犬養孝揮毫の万葉歌碑15基を、掲載しています。
犬養孝揮毫の万葉歌碑について
犬養孝揮毫の15の万葉歌碑のリストです。
今回、この15基を”あすかナビ”に掲載しました。
それぞれの歌をクリックすると、あすかナビの掲載ページをご覧いただけます。
- 采女の 袖吹き返す 明日香風 都を遠み いたづらに吹く (巻1-51)志貴皇子
- 今日もかも 明日香の川の 夕さらず 河蝦鳴く瀬の 清けくあるらむ (巻3-356)上古麻呂
- 大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に 廬りせるかも (巻3-235)柿本人麻呂
- 大君は 神にしませば 赤駒の はらばふ田居を 都となしつ (巻19-4260)大伴卿
- わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後 (巻2-103)天武天皇
わが岡の おかみにいひて 降らしめし 雪の摧けし そこに散りけむ (巻2-104)藤原夫人 - 大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに (巻8-1636)舎人娘子
- 山吹の 立ちよそいたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく (巻2-158)高市皇子
- 世間の 繁き仮廬に 住み住みて 至らむ国の たづき知らずも (巻16-3580)作者未詳
- 明日香川 瀬々の玉藻の うちなびき 情は妹に 寄りにけるかも (巻13-3267)作者未詳
- 嶋の宮 上の池なる 放ち鳥 荒びな行きそ 君いまさずとも (巻2-172)草壁皇子の宮の舎人
- 明日香川 七瀬の淀に 住む鳥も 心あれこそ 波立てざらめ (巻7-1366)作者未詳
- 御食向かふ 南淵山の 巌には 降りしはだれか 消え残りたる (巻9-1709)柿本人麻呂歌集
- 明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも (巻11-2701)作者未詳
- 立ちて思ひ 居てもそ念ふ くれなゐの 赤裳裾引き 去にし姿を (巻11-2550)作者未詳
- さ檜隈 檜隈川の瀬を速み 君が手取らば 言寄せむかも (巻7-1109)作者未詳
あすかナビで、万葉歌碑を訪ねる
”あすかナビ”のそれぞれの歌碑紹介ページには、現在地から万葉歌碑までの道順を、スマートフォンなどで教えてくれる機能が備わっています。これを活用すれば、わかりにくい場所に建てられている万葉歌碑にも、たどり着くことができます。ぜひご利用ください。
あすかナビを活用するためのポイントを、三つ記載しましたので、ご覧ください。

犬養万葉記念館より
当館で顕彰している犬養孝先生は、生前「万葉風土学」を提唱し、著書や録音・映像などを多数刊行され、「犬養節」と呼ばれた朗唱を交えつつ、わかりやすい言葉で『万葉集』を学ぶ楽しさを多くの人々に伝えられました。
そして、全国の万葉故地をまわられる中で、飛鳥開発をはじめ、環境破壊の防波堤として、依頼を受けた犬養孝先生の揮毫による万葉歌碑の建立が始まりました。
記念すべき第1号の歌碑が、明日香村に15基ある歌碑のうちの昭和42年に甘樫丘に建立されたものです。
歌碑の前に立ち、万葉の世界に思いを馳せていただくことが、犬養孝先生の願いと喜びだと信じております。
館長 岡本三千代
奈良県立万葉文化館情報
奈良県立万葉文化館ホームページ
万葉歌碑MAP全体
▼万葉歌碑データベース(奈良女子大学古代学学術研究センター)
その他
村内の万葉歌碑の画像使用・拓本等については、歌碑管理者にご確認下さい。
管理者が不明な場合は、明日香村役場産業づくり課にお問合せ下さい。
TEL 0744-54-2001(代)