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明日香村へのおでかけと観光情報のポータルサイト「旅する明日香ネット」

明日香村オリジナル御朱印「飛鳥乃余韻」

 

明日香村の古墳や遺跡でいただくことができる明日香村オリジナルの御朱印が誕生しました。
「飛鳥乃余韻(あすかのよいん)」という名前には、“明日香村観光の余韻をご自宅に帰ってからも感じてほしい"という思いが込められています。

明日香村オリジナル御朱印「飛鳥乃余韻」

明日香村オリジナル御朱印 飛鳥乃余韻

村内4つの史跡で「飛鳥乃余韻」を販売中です!


 
村内の史跡4ヶ所で明日香村オリジナル御朱印「飛鳥乃余韻」の販売しています。妖怪書家の逢香(おうか)氏が各史跡の特徴を文字で表現した、明日香村めぐりの余韻が感じられる御朱印です。
逢香氏は村の文化財技師とともに史跡4ヶ所を訪れ、そこで見たり感じたりした事象と各史跡の特徴を捉えながら、一文字一文字思いを込めて書き記してくださいました。(背景のイラスト印は専門デザイナーが制作)
 
販売売上の一部は明日香村文化財保存基金に積み立てられ、村の文化財を保存及び活用のために使用されます。
 
【妖怪書家/書家:逢香(ouka)】
大阪生まれ、奈良在住。書道を専門に水墨画、妖怪画作品を制作。生きづらさを感じていた学生時代、お茶目でたくましく生きる妖怪たちとの出逢いを機に、活動を開始。「黒い妖怪ウォッチシリーズ」のキャラクター・タイトルデザインをはじめ、世界遺産 元興寺の新絵馬の書・画・印デザインを担当するなど、寺社仏閣へも作品を奉納。2020年には世界遺産 金峯山寺にて個展開催。
NHK奈良「逢香の華やぐ大和」出演・美術担当。奈良市観光大使。
◆ 逢香 公式サイト : https://www.xxxouka.com/
 

● 明日香村オリジナル御朱印「飛鳥乃余韻」
販売日程 令和4年4月29日(金・祝)~
対象史跡 石舞台古墳、高松塚古墳、キトラ古墳、酒船石遺跡
販売場所 石舞台古墳売店(令和5年2月1日~:石舞台古墳料金所)、高松塚壁画館、四神の館売店、酒船石遺跡受付(亀形石造物料金所)
販売価格 300円(税込)
お問合せ 明日香村観光農林推進課
TEL:0744-54-2001(代)

 

明日香村オリジナル御朱印帳

刺繍デザインの御朱印帳


高松塚古墳やキトラ古墳の飾り金具、飛鳥寺や川原寺の軒丸瓦など、明日香に縁のあるモチーフを全て刺繍で仕上げた上品な御朱印帳が完成しました。裏面には明日香村のグランドデザイン「飛鳥」の刺繍入りで、現在好評発売中です。
 

販売場所 飛鳥びとの館(近鉄「飛鳥」駅前の観光案内所)、奈良まほろば館(東京・新橋)
販売価格 飛鳥びとの館 : 3,300円(税込)
奈良まほろば館 : 3,960円(税込)
お問合せ (一社)飛鳥観光協会
TEL:0744-54-3240
注意事項 ※冊数には限りがありますので、予めご了承ください

 

期間限定切り絵御朱印

(1) 牽牛子塚古墳公開記念・特別切り絵御朱印 ※予定枚数の販売を終了いたしました


2022年3月6日に、5年間の整備を終えた「牽牛子塚古墳・越塚御門古墳」が一般公開されました。多くの方に牽牛子塚古墳をはじめとする明日香村の魅力を知っていただけるよう、古墳や斉明天皇、アサガオをモチーフとした切り絵の特別記念御朱印を制作しました。デザインは明日香村にゆかりのある切り絵作家・望月めぐみ氏が、実際に手作業で切り絵をしてうまれたもの。牽牛子塚古墳や斉明天皇、アサガオの花びらが繊細かつ大胆にデザインされています。

 

【制作コンセプト】望月めぐみ氏より
牽牛子塚古墳の被葬者と考えられている斉明(皇極)天皇は、干ばつの中、飛鳥川上流で自ら雨乞いを行い、その雨が天下を潤したと日本書紀に記されています。
この、雨を祈る斉明(皇極)天皇の姿をシルエットで表し、天から宝雨が降り注ぐ様を、牽牛子塚古墳の出土品である七宝飾金具やガラス玉を散りばめ、象徴的に表現しました。また、御朱印が押される部分は、特徴的な八角墳を真上から捉えた形に描き起こし、アサガオの中に浮かび上がるようにデザインしています。
かつてその形状から「あさがお塚古墳」と呼ばれていたことにちなみ、明日香村の皆さんにより、古墳周辺にアサガオを植える計画が進められています。飛鳥時代に恵みの雨をもたらした天皇のものとされる陵が、現代の人々の手によって植えられたアサガオの中に浮かび上がる姿は、千三百年以上の時を超え、人と人の心が通い合うようで感動します。このイメージをそのままに絵柄を構想し、切り絵を制作しました。
貴重な遺産を未来に届けるべく、復元公開されるこの機会に、この御朱印が古(いにしえ)からつづく土地の記憶に思いを馳せる縁(えにし)となりますよう願っています。

 

【作家プロフィール】
望月めぐみ(切り絵作家)
東京学芸大学在学中より切り絵作家として活動開始。京都在住。一枚の紙を刻んで生まれる切り絵特有の緊張感のある透過美を活かし、寺院や茶室といった伝統建築における大型のインスタレーション作品を多く手掛ける。テーマは古今東西の神話や思想。京都を中心に歴史遺産に学び、人間の普遍の精神性を現代作品として再創出する。また、素材への関心から国内外の紙漉きの取材を続けている。著書「平安絵巻の素敵な切り絵」(PHP研究所)。スイス切り絵協会会員。http://www.mochime.com/

 
牽牛子塚古墳のページ
 

(2) 高松塚古墳壁画発見50周年記念・特別切り絵御朱印※予定枚数の販売を終了いたしました

昭和47年、彩色壁画(国宝)が発見された高松塚古墳。今年、発見50周年であることを記念し、高松塚古墳の切り絵御朱印を枚数限定で販売します。牽牛子塚古墳の切り絵御朱印に引続き、明日香村にゆかりのある切り絵作家「望月めぐみ」氏のデザインです。
 

 
【制作コンセプト】望月めぐみ氏より
高松塚古墳切り絵御朱印について

高松塚古墳石室に描かれた色鮮やかな壁画が発見されてから、今年で半世紀が経ちます。壁画発見時には他にも見事な副葬品(ふくそうひん)が出土しました。発見から50周年記念にあたり、これらの出土品に注目し切り絵御朱印を制作しました。

「飛鳥美人」で知られる女子群像は彩色の美しい壁画です。色をつけない切り絵で再現するため、どこを切り抜くか工夫しました。特にスカートのような裳(も)のプリーツが特徴的です。
女子群像の後ろには「金銅製透飾金具(きんどうせい すかし かざりかなぐ)」を光背のように配置しました。実物の金具は直径10.8cmの透かし彫り金具で、精緻(せいち)な造形に圧倒されます。
御朱印を囲むように絡まる葡萄の蔓(つる)は「海獣葡萄鏡(かいじゅう ぶどうきょう)」の文様の一部です。豊かさを象徴する葡萄の間に鳥や蝶、トンボなどがリズミカルに配置され、楽園のようすが表現されています。出土した鏡は600年代に作られたと推定されており、この葡萄の文様の起源は遥か西方のギリシア周辺とも考えられています。千数百年前の国際的な交流を想像することができます。
そして御朱印に寄り添うように刻まれているのは、松が生えている塚の様子を描いた江戸時代の絵図で、「高松塚」の呼び名の由来にもなっています。
この御朱印をきっかけに、築造された飛鳥時代から、発掘・保存され広く知られるようになった現代にいたるまで、高松塚古墳の歴史とその周辺で生きた人々へ思いを馳せていただけましたら幸いです。