ロマン篇・万葉コース

ルート詳細

万(よろず)の言の葉を集めたとされるわが国最古の歌集『万葉集』。歌は古代人にとって重要な通信手段であり、また自己表現の手段でありました。明日香村はそんな万葉集に数多く登場します。ほんの一部分ではありますが、このコースでは古代人の息吹を直接感じられる万葉歌のポイントを見て頂きます。

ルート概要

全行程 4.3キロメートル(所要時間 1時間30分)

雷丘 → 甘樫丘 → 真神原 → 県立万葉文化館 → 犬養万葉記念館 → 稲渕飛び石

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雷丘(いかずちおか)

甘樫丘から北へ300メートルほどのところにある高さ約20メートルほどの小高い丘で、名前の由来については雄略天皇から命を受けた者が雷神を捕まえたからだとか、雷のような轟く声を発する大蛇を捕まえたからだとされています。
柿本人麿が持統天皇に宛てた歌「大君は 神にし座せば 天雲の 雷の上に 廬らせるかも」
雷丘の東、道路をはさんだ向かい側にこの歌の歌碑が建っています。

甘樫丘

明日香村のほぼ中央に位置する標高148メートルの小高い丘で、現在は国営飛鳥歴史公園として整備されています。頂上からは明日香村内はもちろん、遠くは大和三山(畝傍・香具山・耳成)や葛城・金剛・二上・信貴山も展望できます。
飛鳥時代には飛ぶ鳥を落とす勢いだった蘇我蝦夷・入鹿が、大化の改新で中大兄皇子や中臣鎌足に敗れるまで、その権勢を誇示するかのごとく大邸宅を構えていたとされています。
また熱湯に手を入れて火傷の具合で真偽を判断したとされる古代の裁判「盟神探湯(くがたち)」が行なわれていたと記録されているそうです。

真神原

飛鳥寺を中心とした南北に広がる平野部をさして真神原と呼んだとされます。
「大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに」
真神とはオオカミのことだそうです。眞神荘にこの歌の歌碑が建っています。

奈良県立万葉文化館

平成13年9月にオープンした万葉文化館。日本画展示室やジオラマによる万葉の世界の紹介、万葉図書室など万葉の世界を余すことなく味わえる文化施設として、また飛鳥の新しい観光拠点として多くの方々から期待されております。万葉庭園には5つの歌碑が建っています。

お問い合わせ

〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10番地
(財)奈良県万葉文化振興財団
TEL:0744-54-1850
http://www.manyo.jp

南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館

万葉学者であり明日香村名誉村民である犬養孝先生。犬養節と呼ばれた万葉朗唱や万葉故地を巡る旅行や月見の会を催すなど、多くの人に万葉の世界の素晴らしさを語りました。その功績を称え、その足跡や著書、また万葉に関する図書や資料を幅広く紹介している文化施設です。館内中庭には「山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みにいかめど 道の知らなく」の歌碑があります。

お問い合わせ

〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
TEL: 0744-54-9500
E-MAIL:inukai@sikasenbey.or.jp

稲渕 飛び石

棚田に代表される田園風景が特に有名な明日香村稲渕ですが、男綱の掛る勧請橋から稲渕の集落へ約200メートルほど行ったところから飛鳥川へ降りていくと、5、6個の石が渡してあります。古代の人はこの石橋を渡って愛する人と逢瀬を重ねていたのでしょうか。
「明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」すぐ横にこの歌の歌碑が建っています。

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