綱かけ神事「女綱」

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奥明日香の伝統行事つなかけ

2018年の予定

柏森女綱:1月11日(木) 

男綱女綱

綱かけ神事

明日香村では毎年1月11日の日に柏森地区で女綱が、成人の日に稲渕地区で男綱が豊作を祈って新しく作り掛け替えられます。

飛鳥川を上流にさかのぼって、島ノ庄の石舞台の西方を500メートルほど東南に行くと、祝戸を過ぎて稲渕の集落の入口にさしかかります。ここに、飛鳥川をまたいで長い注連縄が張ってあり、そのまんなかに、長さ1メートル余り、直径10センチメートルあまりの太い縄を巻いて作った棒状のものがぶら下がっており、良く見ると男性のシンボルを表していることが分かります。

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一方、これよりさらに2キロメートルほど上流にさかのぼった栢森集落の入口に、やはり飛鳥川をまたいで同じように注連縄が張ってあり、その真中に半球形の直径50~60センチメートルもあろうかと思われる、藁の傘状のものがぶら下がっています。女性のシンボルを表したもので、下流の男性のそれに相対しています。下流の稲渕では男綱とよび、上流の栢森では女綱とよんでいます。起源ははっきりとしませんが、古くから今に伝わる正月行事の一つです縄の掛け替えを地元ではツナカケとよんでいて、毎年旧正月11日を"初仕事・初田打ち"の日として、田畑に出てくわを入れ、豊作を祈って新しく作り、掛け替えています。

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毎年これをつくる日には、稲淵では各戸主がかんじょ橋(昔は内宮)に集まり、栢森では大字の中央の川向かいの古木のもとに集まります。

下流の男綱が神式で、上流の女綱は仏式で行われているのが面白いところです。言うまでもなく、どちらも飛鳥川の風物詩の一つとなっています。

アクセス情報

柏森女綱

綱づくり等の作業は柏森集落内で行われます。女綱をさらに奥へ、バス停が見えると右に向かう大きな道へは行かず、左の細い小道を上っていきます。バス停からは徒歩3分程度で到着します。

集落の地図(グーグルMAP):http://goo.gl/maps/0mWPO

女綱の地図(グーグルMAP):http://goo.gl/maps/oWvRZ

柏森綱かけ神事の模様

網かけ場に1メートル大の福石があり、これにも柱連縄を張り、この石の上を川渡しして、つり上げます。中央へ女性のシンボル、その両側へ、2メートルほど離して榊と御幣をつり、さらに2.5メートルの縄を垂らします。つり上がると全体が柱連縄の形となります。

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ご幣は1メートル大の篠竹に幣を垂らし、女性のシンボルにさします。新鮮は神酒とみかんで、1.5メートルほどの竹を横に渡します。その横の渡し棒へ、一辺に4個ずつ、合計16個のみかんを刺します。これを福石のところへ供えて祭りをします。栢森の女性の形のものの内部には、夏みかん1個を竹でさしいれ、それを柱連縄で巻いています。

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午後4時ごろ、縄や供え物が出来上がると、少し下った川すじの"フクイシ"とよばれている磐座に、飛鳥川をまたぐように掛け渡し、龍福寺の住職によってしめやかに供養が行われます。

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